暗闇携帯電話

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 08:54:48.96 ID:mDKcBbmh0

聞きたい


(元スレ:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1345074888/)


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 08:55:41.20 ID:b1tK7eZ80

族とグルな怖い話なら・・・


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 09:10:51.61 ID:mDKcBbmh0

こうやって文章にすると、さっきの発言がちょいと変になるかもしれんが、
俺、風呂場でケータイに入れてある曲をかけて歌う日課(?)があるんだよ。

で、最近から同じ曲の同じ場所が急にガクンと音量下がるの。
ほんとに一瞬。

で、戻ってまたいつもの所で音量下がる、の繰り返し。
ケータイがバグったのかと思って風呂場じゃないとこで音楽かけたら、別に音量変わらないの。


824: 本当にあった怖い名無し:2011/05/10(火) 02:03:27.17 ID:w0rRuS8DO
で、毎回同じ所が音量下がるもんだから、覚えちゃって。
いまさっき風呂入ってた時に、遊び感覚で、音量下がる所だけを口に出してたんだよ。

そしたら、三周目くらいで、自分の口から
「お、前の、う、し、ろー」
って言ってるのに気付いた訳。

怖くなかったらすまん。
でも、当事者にしたら。
手が震えるほどこえぇwwwww


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 09:50:18.65 ID:mDKcBbmh0

530 :本当にあった怖い名無し:2008/12/01(月) 07:34:30 ID:qwAMH/j20
さっきまで徹夜で勉強してた時に起こったんだが、怖い話でもなさそうのでこちらに書かせてもらいたい。

小用をたしたくなって自分の部屋から出た。
ついでにコーヒーも淹れて戻ってきたら、窓の外にいたのよ。
色白かつ白のワンピースの人。グロいところもない綺麗な人だった。
俺の部屋は団地の四階だから、普通に考えて幽霊なわけなんだけど、
4時間越えの数学特訓で脳内回線がオーバーヒートしていた俺は、
なぜか目の前のそれを「なんだ、幽霊か」と処理して納得してしまった。
それよりも数学的帰納法で解けなかった問題が悔しかったので、
いつもながらにコーヒーを一口すすって窓辺の脇に置き、そのまま机に向かった。


532 :本当にあった怖い名無し:2008/12/01(月) 07:44:29 ID:qwAMH/j20
するとコンコンって窓を叩く音が鳴り始めたんだ。
なんだよ煩いな、って思って振り向く。音は止んだが幽霊がそこにいる。
見る限りじゃ手を下ろしてたんだけど、
まあ幽霊だったら手を触れずに叩くくらいできるんだろうな、という珍回答でスルーする。
また鳴る、振り返る、鳴り止むが無表情のままそこにいる。ウザい。
でも俺は夜中に声を荒げない紳士なので我慢する。

そしてもう机に向かう→音が鳴る→振り向く→にらみ合い→机に向かうのループがはじまって、
それが5回ぐらい続いたときに、邪魔されたストレスで頭にきた俺は、
ド近眼で牛乳瓶の底みたいな眼鏡かけても細い目をさらに鋭くして睨み付けた。
一瞬、幽霊がビクッて目をそらした。
次に机に向かってからはもう音はしなくなってて、幽霊もいつの間にか消えてた。

目つきが悪いのが役に立ったのは初めてだったわ。


47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 09:53:24.68 ID:mDKcBbmh0

503 :1/3 ◆zxEvCWYvb6 :03/12/15 16:24
友人から聞いた話です。

彼は神奈川のある高校にバスで通っていたんですけど、
そのバスによく乗ってくる、奇妙なお婆さんがいたそうです。
別に見た目が奇妙とか、気が狂っているとか、そういう奇妙さじゃなくて、
なんというか、不気味な気配が漂っているけど、何が変なのかはわからない、
そんな感じのお婆さんだったそうです。
見た目は良家の未亡人風というか、
(『ジョジョの奇妙な冒険』という漫画の第二部に出てくる、ジョジョの婆ちゃんみたいな感じだと言っていました)
毅然とした感じの寡黙なタイプで、でもこの世の人ではないような、そんなお婆さんだったそうです。
彼は霊感があるわけでもなく、それまでに怪談めいた体験をしたわけでもないのですが、
このお婆さんがバスに乗ってくると、いつも『これから何かあるんじゃないか」という、言い知れぬ恐怖感に襲われたと、
以前からよく言っていました。


48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 09:53:57.15 ID:mDKcBbmh0

504 :2/3 ◆zxEvCWYvb6 :03/12/15 16:26
冬のある日、いつものようにバスで高校に行く途中、お婆さんが乗ってくると、
既にバスに乗っていた乗客の一人が、お婆さんに話しかけました。
話しかけたのは、帽子をかぶってシルバーシートに座った、老紳士といった感じの人で、
その人の連れらしい同じような恰好の40代くらいの男性が二人、大きな鞄を持ってそばに立っていました。
老紳士とお婆さんが何を話したのかは、友人には聞こえませんでしたが、ふたことみこと会話を交わしていたようです。

そして突然、老紳士のほうが「それだけはさせません!!」と、バスの中で大きな声をあげました。
見ていた友人だけでなく周りの人たちも、何があったのかとそっちを一斉に振り向きましたが、
そのときには老紳士の連れの人が、鞄から何か丸いボールのようなものを取り出していました。
それが何なのかはわからなかったそうですが、
とっさに友人は『自爆テロでバスが爆破される」というようなニュースを思い出し、
まさかそういうような恐ろしいことが起きるのかと思いましたが、しばらくは何も起きず、
老紳士とお婆さんは、にらみ合いをしたまま黙っていたそうです。

そのまま何分か何秒かはわかりませんが、バスの中で気まずい沈黙が流れていたところ、
突然バスが急ブレーキをかけました。
運転手さんがアナウンスで、
「急ブレーキで大変ご迷惑様です。この先緊急工事ですので迂回いたします」
みたいなことを言って、いつもと違う道に入りました。
しばらく行くと急に外が暗くなって、「あれ、トンネルかな?」と思ったところで、ふと記憶が途切れ、
気がつくと病院のベッドだったそうです。


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 09:54:42.98 ID:mDKcBbmh0

505 :3/3 ◆zxEvCWYvb6 :03/12/15 16:27
実は友人は、道で倒れているのを通行人に通報され、友人は意識のないまま病院に運ばれたようなのです。
友人が入院したのは小さな病院で、バスに乗っていたほかの客が入院したらしい様子もなく、
結局バスはどうなったのか、僕にも友人にもよくわからないままでした。
翌日の新聞で、それらしい事故が載っていないか探したのですが、
とくに見当たらず、それっきりになってしまい、無理に探すのはあきらめました。

というのも、実は意識のもどった友人は脳に障害が残ったのか、
ちょっと何を言ってるかわからないような感じになっていて、
この事故のエピソードも、二日に分けて根気よく聞きだして判ったものを僕がまとめたもので、
本人の口から聞いただけでは、何がなんだかわからずじまいでした。

直後にいったんは退院して、あちこちにこの話をして、彼なりに詳細を確かめようとしたみたいですが、
「インターネットでも相手にされなかった」というようなことを言っていました。
(このとき彼と話をした人、この板にはいないかなぁ。交通関係の掲示板とかかな)
その後、また日に日に具合は悪くなり、去年の夏くらいに亡くなりました。

僕が大学で、オカルト好きの別の友人にこの話をしたら、
「お婆さんが悪霊とかで、老紳士のほうは拝み屋の類だったんじゃないか」と言ってましたが、
それもまた考えすぎな気もします。


507 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/12/15 17:06
その時の状況を担当看護婦に聞いたの?
ばあさんはともかく、おじさんの件は事実なのか疑わしい。

それとあと家族。
もし事件なら、被害者本人よりもやっきになって状況を知ろうとするだろうし、また容易に知る事が出来ると思う。
そういった重要な箇所が抜けてるんじゃ考えようがないよ。


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 09:55:41.24 ID:mDKcBbmh0

516 : ◆zxEvCWYvb6 :03/12/15 23:25
さっき帰ってきた。
まぁ>>507の言うとおりで、看護婦に聞くってのは思いつかなかったが、家族には当時にも状況を聞こうとしたよ。
本人があの状態(何言ってるか不明)じゃ。
でもな、兄弟同然に育った幼馴染とか言うならともかく、
高校になってから知り合った連れで、親の顔見たのはその病院で初めてだぜ?
それでしかも、今にも消え入りそうなちっこい弱そうなオバチャン(そいつの母親)が、
泣きはらした真っ赤な目でオロオロしてるんだぜ?
さすがに根掘り葉掘りは聞けませんでしたよ、悪い気がして。

で、「警察にも連絡してるから、事件や事故だったらあとで何か学校に連絡が行くでしょう」って、
話を聞くのが精一杯でしたよ。

学校に刑事が来たりした様子がないところを見ると、警察の出した結論は、
「そいつが登校中に昏倒→意識錯乱、というだけで事件性はなし、言ってることは全部でたらめで混乱してるだけ」
ってあたりなんでしょう。
ま、俺が刑事でも普通はそう考えるな。


51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 09:56:29.84 ID:mDKcBbmh0

532 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/12/16 01:30
思い出せない・・・学校にいくバスに乗ってて、おばあさんが出てきて、落ちがないような怪談・・・
絶対見た気がするんだけどデジャブかな・・・


533 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/12/16 02:53
>>532
これか?
『全く意味がわかりません』

>>503の友人が書き込んだのかもな。


534 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/12/16 02:57
>>533
なんか、すげーに似てるな。話と。

一体何が見えたんだろうね?
少なくとも、そのURLの話はまったく理解不能だが。


535 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/12/16 02:59
>>533
それかも。
うわー、そう考えると>>530の友人自身が書いたってのもありそうだが、それはさすがにできすぎだろ。
偶然の一致であってほしい。


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 09:57:11.27 ID:mDKcBbmh0

死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?3『まったく意味がわかりません』
860 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/28(水) 20:59
僕はいつも学校に行くためにバスに乗ってるんですけど、
そのバスは右に曲がった
そのいつも乗ってるバスで、ある日おかしな事があったんです。
だって、いつものような、おばあさんもがいるから、
最後まで行ったんです。痛いから。
それで、そこまでは別に良かったんですけど、めちゃくちゃ
大きい紙袋の紙じゃない版みたいなのがあって、
ボールみたいなのもあって、シルクハットをかぶってる人も
いっぱいいたんです。
おかしいですよね?普通の道を通ってるのに。
それでもバスはずうっと普通に進んでたんですけど、
ある道を左に曲がった所で、いきなり急ブレーキをしたんですよ。
それで、本当に急にキー---って止まったんで、
中に乗ってた人が、バランスを崩してこけそうになったんです。
僕は席に座ってたんで大丈夫だったんですけど。
でも、本当におかしい事は、学校に行く直前に起こったんです。
そのバスはいつも、大きな公園の横を通って行くんですけど、
その頃、ちょうどそのいつもの道は工事してたんで、
ちょっと遠回りして、トンネルがある方の道から行ってたんです。
それで、そのトンネルのちょうど真中ぐらいまで通ったところで、
そのバスが”ガチャ”とか言いながら止まったんです。
僕はもちろんおかしいな、と思いました。
で、気づくと、バスは既に学校前のバス停に着いてました。
僕は、あれ?おかしいなぁ?とか思いながらバスを降りて、
その日も普通に学校に行きました。
そのバスに乗ってた人はもうみんな死んだんですけど。


59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 10:01:50.16 ID:mDKcBbmh0

270 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/21 23:11
幼い頃に体験した、とても恐ろしい出来事について話します。

その当時私は小学生で、妹、姉、母親と一緒に、どこにでもあるような小さいアパートに住んでいました。
夜になったら、いつも畳の部屋で、家族揃って枕を並べて寝ていました。

ある夜、母親が体調を崩し、母に頼まれて私が消灯をすることになったのです。
洗面所と居間の電気を消し、テレビ等も消して、それから畳の部屋に行き、
母に家中の電気を全て消した事を伝えてから、自分も布団に潜りました。
横では既に妹が寝ています。

普段よりずっと早い就寝だったので、その時私はなかなか眠れず、しばらくの間ぼーっと天井を眺めていました。
すると突然。静まり返った部屋で、「カン、カン」という変な音が響いだのです。
私は布団からガバッと起き、暗い部屋を見回しました。しかし、そこには何もない。
カン、カン
少しして、さっきと同じ音がまた聞こえました。どうやら居間の方から鳴ったようです。
隣にいた姉が、「今の聞こえた?」と訊いてきました。空耳などではなかったようです。
もう一度部屋の中を見渡してみましたが、妹と母が寝ているだけで部屋には何もありません。


60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 10:02:24.05 ID:mDKcBbmh0

271 :270続き:02/08/21 23:14
おかしい・・・確かに金属のような音で、それもかなり近くで聞こえた。
姉もさっきの音が気になったらしく、「居間を見てみる」と言いました。
私も姉と一緒に寝室から出て、真っ暗な居間の中に入りました。
そしてキッチンの近くから、そっと居間を見ました。
そこで私達は見てしまったのです。
居間の中央にあるテーブル。いつも私達が食事を取ったり団欒したりするところ。
そのテーブルの上に、人が座っているのです。
こちらに背を向けているので顔までは判りません。
でも、腰の辺りまで伸びている長い髪の毛、ほっそりとした体格、身につけている白い浴衣のような着物から、
女であるということは判りました。
私はぞっとして姉の方を見ました。姉は私の視線には少しも気付かず、その女に見入っていました。
その女は真っ暗な居間の中で、背筋をまっすぐに伸ばしたままテーブルの上で正座をしているようで、
ぴくりとも動きません。
私は恐ろしさのあまり足をガクガク震わせていました。
声を出してはいけない、もし出せば恐ろしい事になる。
その女はこちらには全く振り向く気配もなく、ただ正座をしながら私達にその白い背中を向けているだけだった。

私はとうとう耐え切れず、「わぁーーーーーっ!!」と大声で何か叫びながら寝室に飛び込んだ。
母を叩き起こし、「居間に人がいる!」と泣き喚いた。
「どうしたの、こんな夜中に」
そう言う母を引っ張って居間に連れていった。

居間の明りを付けると、姉がテーブルの側に立っていた。
さっきの女はどこにも居ません。テーブルの上もきちんと片付けられていて何もありません。
しかし、そこにいた姉の目は虚ろでした。今でもはっきりと、その時の姉の表情を覚えています。
私と違って彼女は何かに怯えている様子は微塵もなく、テーブルの上だけをじっと見ていたのです。


61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 10:02:57.39 ID:mDKcBbmh0

275 :270続き:02/08/21 23:16
母が姉に何があったのか尋ねてみたところ、「あそこに女の人がいた」とだけ言いました。
母は不思議そうな顔をしてテーブルを見ていましたが、「早く寝なさい」と言って、3人で寝室に戻りました。

私は布団の中で考えました。アレを見て叫び、寝室に行って母を起こして、居間に連れてきたちょっとの間、
姉は居間でずっとアレを見ていたんだろうか?
姉の様子は普通じゃなかった。何か恐ろしいものを見たのでは?そう思っていました。

そして次の日、姉に尋ねてみたのです。
「お姉ちゃん、昨日のことなんだけど・・・」
そう訊いても姉は何も答えません。下を向いて沈黙するばかり。
私はしつこく質問しました。
すると姉は、小さな声でぼそっとつぶやきました。
「あんたが大きな声を出したから・・・」

それ以来、姉は私に対して冷たくなりました。
話し掛ければいつも明るく反応してくれていたのに、無視される事が多くなりました。
そして、あの時の事を再び口にすることはありませんでした。
あの時、私の発した大声で、あの女はたぶん、姉の方を振り向いたのです。
姉は女と目が合ってしまったんだ。きっと、想像出来ない程恐ろしいものを見てしまったのだ。
そう確信していましたが、時が経つにつれて、次第にそのことも忘れていきました。


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 10:03:53.24 ID:mDKcBbmh0

276 :270続き:02/08/21 23:17
中学校に上がって受験生になった私は、毎日決まって自分の部屋で勉強するようになりました。
姉は県外の高校に進学し、寮で生活して、家に帰ってくることは滅多にありませんでした。

ある夜、遅くまで机に向かっていると、扉の方からノックとは違う何かの音が聞こえました。
カン、カン
かなり微かな音です。金属っぽい音。
それが何なのか思い出した私は、全身にどっと冷や汗が吹き出ました。
これはアレだ。小さい頃に母が風邪をひいて、私が代わって消灯をした時の・・・
カン、カン
また鳴りました。扉の向こうから、さっきと全く同じ金属音。
私はいよいよ怖くなり、妹の部屋の壁を叩いて「ちょっと、起きて!」と叫びました。
しかし、妹はもう寝てしまっているのか、何の反応もありません。母は最近ずっと早寝している。
とすれば、家の中でこの音に気付いているのは私だけ・・・。
独りだけ取り残されたような気分になりました。
そしてもう1度あの音が。
カン、カン

私はついに、その音がどこで鳴っているのか分かってしまいました。
そっと部屋の扉を開けました。真っ暗な短い廊下の向こう側にある居間。
そこはカーテンから漏れる青白い外の光でぼんやりと照らし出されていた。


63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 10:04:55.23 ID:mDKcBbmh0

279 :270続き:02/08/21 23:19
キッチンの側から居間を覗くと、テーブルの上にあの女がいた。
幼い頃、姉と共に見た記憶が急速に蘇ってきました。
あの時と同じ姿で、女は白い着物を着て、すらっとした背筋をピンと立て、
テーブルの上できちんと正座し、その後姿だけを私に見せていました。
カン、カン
今度ははっきりとその女から聞こえました。
その時、私は声を出してしまいました。
何と言ったかは覚えていませんが、またも声を出してしまったのです。
すると女は私を振り返りました。
女の顔と向き合った瞬間、私はもう気がおかしくなりそうでした。
その女の両目には、ちょうど目の中にぴったり収まる大きさの鉄釘が刺さっていた。
よく見ると、両手には鈍器のようなものが握られている。
そして口だけで笑いながらこう言った。
「あなたも・・・あなた達家族もお終いね。ふふふ」

次の日、気がつくと私は自分の部屋のベッドで寝ていました。
私は少しして昨日何があったのか思い出し、
母に、居間で寝ていた私を部屋まで運んでくれたのか、と聞いてみましたが、何のことだと言うのです。
妹に聞いても同じで、「どーせ寝ぼけてたんでしょーが」とけらけら笑われた。
しかも、私が部屋の壁を叩いた時には、妹は既に熟睡してたとのことでした。
そんなはずない。
私は確かに居間でアレを見て、そこで意識を失ったはずです。
誰かが居間で倒れてる私を見つけて、ベッドに運んだとしか考えられない。
でも改めて思い出そうとしても、頭がモヤモヤしていました。
ただ、最後のあのおぞましい表情と、ニヤリと笑った口から出た言葉ははっきり覚えていた。
私と、家族がお終いだと。


64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 10:05:33.81 ID:mDKcBbmh0

474 :270:02/08/22 23:33
異変はその日のうちに起こりました。
私が夕方頃、学校から帰ってきて玄関のドアを開けた時です。
いつもなら居間には母がいて、キッチンで夕食を作っているはずであるのに、居間の方は真っ暗でした。
電気が消えています。
「お母さん、どこにいるのー?」
私は玄関からそう言いましたが、家の中はしんと静まりかえって、まるで人の気配がしません。
カギは開いているのに・・・掛け忘れて買い物にでも行ったのだろうか。
のんきな母なので、たまにこういう事もあるのです。
やれやれと思いながら、靴を脱いで家に上がろうとしたその瞬間、
カン、カン
居間の方で何かの音がしました。
私は全身の血という血が、一気に凍りついたような気がしました。
数年前と、そして昨日と全く同じあの音。
ダメだ。これ以上ここに居てはいけない。恐怖への本能が理性をかき消しました。
ドアを乱暴に開け、無我夢中でアパートの階段を駆け下りました。
一体何があったのだろうか?お母さんは何処にいるの?妹は?
家族の事を考えて、さっきの音を何とかして忘れようとしました。
これ以上アレの事を考えていると、気が狂ってしまいそうだったのです。

すっかり暗くなった路地を走りに走った挙句、私は近くのスーパーに来ていました。
「お母さん、きっと買い物してるよね」と一人で呟き、切れた息を取り戻しながら中に入りました。
時間帯が時間帯なので、店の中に人はあまりいなかった。
私と同じくらいの中学生らしき人もいれば、夕食の材料を調達しに来たと見える主婦っぽい人もいた。
その至って通常の光景を見て、少しだけ気分が落ち着いてきたので、私は先ほど家で起こった事を考えました。


65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 10:07:06.16 ID:mDKcBbmh0

475 :270:02/08/22 23:35
真っ暗な居間、開いていたカギ、そしてあの金属音。家の中には誰もいなかったはず。アレ以外は。
私が玄関先で母を呼んだ時の、あの家の異様な静けさ。あの状態で人なんかいるはずがない・・・
でも、もし居たら?私は玄関までしか入っていないのでちゃんと中を見ていない。ただ電気が消えていただけ。
もしかすると母は、どこかの部屋で寝ていて、私の声に気付かなかっただけかもしれない。
何とかして確かめたい。そう思い、私は家に電話を掛けてみることにしたのです。

スーパーの脇にある公衆電話。お金を入れて、震える指で慎重に番号を押していきました。
受話器を持つ手の震えが止まりません。1回、2回、3回・・・・コール音が頭の奥まで響いてきます。
『ガチャ』
誰かが電話を取りました。私は息を呑んだ。耐え難い瞬間。
『もしもし、どなたですか』
その声は母だった。その穏やかな声を聞いて、私は少しほっとしました・・・
「もしもし、お母さん?」
『あら、どうしたの。今日は随分と遅いじゃない。何かあったの?』
私の手は再び震え始めました。手だけじゃない。足もガクガク震え出して、立っているのがやっとだった。
あまりにもおかしいです。いくら冷静さを失っていた私でも、この異常には気付きました。
「なんで・・・お母さ・・・」
『え?なんでって何が・・・ちょっと、大丈夫?本当にどうしたの?』
お母さんが今、こうやって電話に出れるはずはない。私の家には居間にしか電話がないのです。
さっき居間にいたのはお母さんではなく、あのバケモノだったのに。
なのにどうして、この人は平然と電話に出ているのだろう。
それに、今日は随分と遅いじゃないと、まるで最初から今までずっと家にいたかのような言い方。
私は電話の向こうで何気なく私と話をしている人物が、得体の知れないもののようにしか思えなかった。
そして、乾ききった口から何とかしぼって出した声がこれだった。
「あなたは、誰なの?」
『え?誰って・・・』
少しの間を置いて返事が聞こえた。
『あなたのお母さんよ。ふふふ』


66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 10:07:37.69 ID:mDKcBbmh0

481 :しねしね団:02/08/22 23:47
>>270
ところで、その日は君はアパートに帰ったのかい?


484 :270:02/08/22 23:54
>>481
次の日、姉と一緒に戻りました。
その後の話もあるのですが、やや蛇足気味になるんでやめときます。


68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 10:08:08.85 ID:mDKcBbmh0

470 :カン、カンその後 1 :2010/01/04(月) 16:46:17 ID:+c8UOsBv0
以前このスレで『カン、カン』という話を投稿した者です。
あれから8年近くもの月日が経ちました。
またも恐ろしい出来事がありましたので、皆様にお伝えします。
拙い文章であることに加え、前回の話を読んでいない方には少々伝わりにくいかもしれませんが、ご了承下さい。

現在、私の実家のアパートには母と妹が住んでおり、
2つ上の姉は実家からだいぶ離れた場所で就職し、私は隣県の大学に通いつつ一人暮らしをしています。
父は単身赴任で、8年前と変わらず全国を転々としています。

去年の冬、久しぶりに実家から連絡があり、母から『家に戻ってきなさい』と声を掛けられました。
私はとにかく家に帰るのが嫌で、せっかくの休日をあのおぞましい場所で過ごしてたまるものかと思い、
母の誘いを毎年頑なに断っていました。
しかし、今年は滅多に戻ることのない姉と父が帰ってくることもあり、母の怒声にも押され、
卒論を間近に控えつつも、しぶしぶ帰省することにしました。
恐ろしい目にあった家に再び戻ることにも抵抗は十分にあったんですが、実はそれよりも怖いことがありました。
母には申し訳ないことなのですが、母と対面するのが何よりも怖かったのです。
かつて母と電話越しで会話をした時、母が明らかにおかしな様子だったのを今でも覚えています。
母の声なのに、母じゃないモノと会話をしていたあの瞬間。今でも忘れられません。
・・・とはいえ、全ては過去のこと。
アレを見た後でも、私の身の周りでは特におかしな事はなく、
幸運なことに、家族の中で病気をしたりケガしたりする人もいませんでした。
姉も妹も元気そうにしてるし、母も父もここ8年で変わったことはないようです。
もはやあの『家族がお終い』という呪いの言葉だけではなく、白い着物姿の女を見たことさえも夢だったのではないか、
と思い始めていたところでした。
耳にこびりついているあのイヤな音だって、いつかきっと忘れるに違いありません。
絶対に大丈夫!!と自分に強く言い聞かせ、私は実家に向かいました。
帰省を避けていた本当の理由を母に悟られないよう、せめて実家にいる間は明るく振舞おうと心に決めていました。


70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 10:08:51.21 ID:mDKcBbmh0

471 :カン、カンその後 2 :2010/01/04(月) 16:47:09 ID:+c8UOsBv0
家に帰った私はほっとしました。
父も母も、妹も姉も元気そうで、久しぶりに帰省した私を見て、
「卒業は大丈夫なのか」「彼氏はできたのか」などと、お約束のお節介を焼くのでした。
あれほど気にしていた母も変わった様子はなく、ホテルの清掃業のパートで日々忙しいとの事でした。

しかし、姉に話しかけることだけは気まずく、躊躇われました。
その理由は、8年前のあの出来事があってから、姉は私のことを今日まで徹底的に無視し続けたからです。
幼い時、あの真っ暗な居間で、私が大声で叫んだことが絶交のきっかけに違いなく、
私に対する姉の冷たさは尋常なものではありませんでした。
そんな姉が実家で発した言葉に私は耳を疑いました。
「あんたのこと、ずっと無視しててごめん」
まさか、かれこれ8年も無視されていた姉から、謝罪の言葉があるとは思わなかった。
「私こそごめんなさい。でも、突然どうしたの?もしかして、何かあった?」
驚きのあまり、聞かない方がよい事まで聞いてしまったような気がしました。
姉はどこかぎこちない表情を浮かべましたが、昔使っていた姉と私の共用部屋に私を招いて話をしてくれました。
「あたしのうちでね、あの音が聞こえた」
『あの音』という言葉を聞いただけで、私は何かひんやりとしたものが背筋を伝うのを感じました。
姉はそんな私の様子を見てから話を続けました。
「あの日、仕事から帰ってきたのが夜9時頃。
 で、部屋でテレビ観てたんだけど、風呂場のほうでカン、カンって。
 ちっちゃい頃、あんたと一緒にその音を聞いたことがあったから、すぐに分かったよ。これはやばいって。
 近くに同僚が住んでたから、ソッコーで家を出て、その友達のところに行ったの。
 その友達んちで話をしてたら、また風呂場のほうからカン、カンって。おかしな鉄の音だった。
 友達も私もパニックになって、部屋を出て警察を呼んだ。
 結局風呂場には何も無かったし、一応部屋も調べてもらったけど何もなかった」


71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 10:09:22.49 ID:mDKcBbmh0

472 :カン、カンその後 3 :2010/01/04(月) 16:48:39 ID:+c8UOsBv0
姉の話は、8年前の忌まわしい記憶を完全に蘇らせました。あの時の出来事は今でも忘れられません。
真っ暗な居間。テーブルに座る女。カン、カンという金属音。振り向く女。おぞましい顔。
何の前触れもなく聞こえるあの音は、自分をしばらく極度の金属音恐怖症にさせるほどおぞましいものでした。
音楽が流れる場所では、カウベルや鈴のような音が鳴らないかヒヤヒヤし、
台所のフライパンや鍋の発する金属音に耳を塞いで怯え、
遠方に向かうときは、踏み切りのある道路を避けねば移動もままならない・・・。
ただ姉の話には、8年前とはいくつか違う点がありました。
白い着物姿の女を見ていなければ、声も聞いていない。聞こえたのはカン、カンという不気味な音だけ。
しかも、場所は風呂場。私は居間のテーブルの上にアレが正座している姿は知っているが、風呂場だなんて・・・。

本当にアレだったんだろうか・・・そう姉に問い掛けようとした時、突然姉はぼろぼろと涙をこぼし始め、泣き出した。
私はうろたえながらも、「まだアレだって決まった訳じゃ・・・」と姉をなだめようとしました。
すると姉は泣き顔のまま私の顔を睨み、
「あんた、お母さんのこと、美香(妹の名前)から聞いてないの?」と、凄みのある声で迫ってきました。
お母さんのこと?妹から?話の方向が見えず当惑しました。
今さっきだって、母の作ったおいしいビーフシチューをいただいたばかりだった。
母の様子に何もおかしいことなんてなかったし、妹も普段通りだったように見えた。
焦りを隠せない私に向かって、姉は涙を拭いながら言いました。
「時々、夜中に家をこっそり出ていくんだって。詳しいことは美香に聞いて」

ただならぬ姉の話を聞いて、私はすぐ妹の部屋に行き問い質しました。
「お母さんが夜に外に出てるって、どういう事?」
「ああ、おねえに聞いたんだね。本当なんだよ。何なら一緒に見る?」


72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 10:10:09.24 ID:mDKcBbmh0

475 :カン、カンその後 4 :2010/01/04(月) 17:33:46 ID:+c8UOsBv0
その夜、私は妹の部屋に入れてもらい、妹のベッドの隣に布団を敷き、
ぼんやりと天井を眺めながら時間が経つのを待ちました。
妹の話では、母が家を出る時間は大体決まっていて、1時過ぎ頃に家を出て、10分程度で帰ってくるとの事でした。
最初、母の外出に気付いた妹は、気分転換がてら外にタバコを吸いに行っているものと思ったらしく、
特に気に留めずそのまま寝ていたらしい。
しかし、雪が降るほどに寒くなってからも母の外出は続いた。
そのことを母に聞くと、「何のこと?」という反応。
とぼけている様子もなく、自分が深夜に外出していること自体、全く自覚がなさそうだというのだ。
不審に思った妹は、母の後をこっそりつけたのでした。

「そろそろだよ」
妹が言うと、私は耳を澄ませた。すると間もなく、ドアを一枚隔てた廊下側で何やら人の気配がした。
ガサ、ガサと玄関の辺りで物音が聞こえた。おそらくブーツを履いているのだろうと思った。
そして、キイという音とともに、コッコッコッという足音。間違いなく今、外に出た。
私と妹は顔を見合わせ、なるべく音を立てないようにドアを静かに開け、忍足で玄関に行った。
鍵は掛かっていなかった。妹は注意深くドアノブを握り、そっとドアを開けた。


73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 10:10:43.03 ID:mDKcBbmh0

真っ暗な路地。街灯と月明かりだけが頼りだった。
母はどこに行ったんだと妹に聞くと、驚いたことにすぐ近くにいるという。
嫌な予感がじわじわとしていた。

家から100mほど進んだところ、路地を照らす街灯の下に母はいた。
母は電柱の周りをぐるぐる回っていた。
散歩のようにゆったりと歩くようなペースではなく、かなり速いはや歩き。
あるいは駆け足のようなものすごいスピードで、ぐるぐるぐるぐる回っていた。
昼間に見せてくれていたような、朗らかで優しげな表情は今やどこにもなく、
遠目に見ても、般若のような鬼の形相にしか見えなかった。
あまりの恐ろしさに呆然としていると、妹は「もう帰ろう」と促すと同時に、
「たぶん、あと10分くらい続くから、あれ」と付け加えた。

ものすごく怖かった。母の異常な姿を目の当たりにして、私はようやく事の重大さに気付き始めた。
『あなたも、あなた達家族もお終いね』
今頃になって、あの女のおぞましい言葉が頭の中で繰り返されました。


75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 10:11:19.80 ID:mDKcBbmh0

476 :カン、カンその後 5 :2010/01/04(月) 17:34:26 ID:+c8UOsBv0
妹よりも一足早く家に帰ってきた私は、居間の電気をつけようと壁を探りました。
大体この辺にスイッチがあったのに・・・そう思いながら手探りしていると、指先に角ばったプラスチックの感触が伝わった。
それとほぼ同時に、真っ暗な空間でカン、カンという音が響き渡った。
あっ、と思った時にはすでに遅く、私は壁のスイッチを押してしまっていました。
白い光で照らし出される居間。強い光に目が慣れず、私は反射的に目を細めた。
テーブルの上には白い着物を着た女が座っていた。
こちら側に背を向けているので顔までは分からなかった。
現実感がまるでなく、冷静な思考が出来ませんでした。
テーブルの上に女が正座しているだけでも異常なのに、
点灯したばかりの室内灯に明順応しきれていない私の目には、居間の空間全体が奇妙なものに映りました。
嫌な汗がどっと吹き出ているのを、体に張り付く衣服で感じていました。


80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 10:33:33.90 ID:+O/kDTSJ0

カンカン待ち
(´・ω・`)


82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 10:40:33.36 ID:hv/QMLyU0

何分、いや何秒そうしていたか分かりませんが、私の指が再びパチンとスイッチを押すと、居間は真っ暗な闇に飲まれ、?何も見えなくなりました。
そしてちょうどその時、玄関からガチャリとドアの開く音が。…妹か。
?しかし私の視線は再び闇に包まれた居間のほうに釘付けで、テーブルの上にはまだあの女がいるような気がしていました。
?その一方で、玄関ではガサ、ガサという靴を脱ぐような音に続いて、木造の床に体重が掛かるときに鳴る、?ギッ、ギッ、という独特の軋み音が。
?私は、廊下のほうを振り向くことが出来ませんでした。妹に決まっているはずなのに、そっちのほうを見れない。
?いや、何となく分かっていた。気配というか、勘というか、あやふやなものだったけど、後ろから近付いているのは?おそらく妹ではなかった。
形容し難いほどおぞましい感覚が、ギッギッという軋み音とともに強くなっていく気がした。
?そして、真っ暗な居間の真ん中、テーブルが置いてある辺りで、「カン、カン」という金属音が鳴った。?意識が遠のく寸前、私のすぐ後ろにいた人物の手に、ガッと肩を掴まれたのを確かに感じた。?


83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 10:42:51.69 ID:hv/QMLyU0

477?カン、カンその後 6?sage?2010/01/04(月) 17:35:07?ID:+c8UOsBv0
因みに、その翌日、私は姉の部屋で寝ていたそうです(姉が起こしてくれました)。?
姉も妹も、あの真っ暗な居間で私の肩を掴んだということは一切ないと断言しており、?しかも妹が帰ってきた時には母はまだ帰宅していなかったそうです。?
靴だけでなく、母の寝室も確認したから絶対に確かだとの事でした。?妹曰く、母の異常な行動は今でも続いているようです。
「精神科にも相談したし、うちでお祓いだってしてもらった。通報されたこともあるからね」?後で聞いた話だが、妹はすでに姉から詳しい話を聞かされており、父には内緒で色々やっていたらしい。?
だがいずれも徒労に終わった。母の異常な行動を見れば、効果がないのは一目瞭然だった。?
そして私にはもう分かっていた。あの女のせいだ。姉の家で鳴った音だって、あの夜の母の恐ろしい姿だって、全部あの女が原因なんだ。
そう思うと怒りがこみ上げてくる。?
でも、怒り以上に、あの女が恐ろしくてたまらない。
なるべく早いうちに父に打ち明け、アパートを引き払うことを検討しています。?カン、カン


84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 10:46:08.65 ID:+O/kDTSJ0

カンカンよくわかんねぇーな、怖ぇーけど


85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 10:46:37.14 ID:j2kUWrSZ0

カンカン怖えぇ


94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 11:12:14.67 ID:mDKcBbmh0

914 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/29 13:22
私は幼い頃、一人でいる事の多い子供でした。
実家は田舎の古い家で、周りには歳の近い子供は誰もいませんでした。
弟が一人いたのですが、まだ小さくかったので、一緒に遊ぶという感じではありませんでした。
父も母も祖父も、弟が生まれてから以前ほど私をかまってくれなくなって、少し寂しかったのだと思います。
とにかくその頃の私は、一人遊びで日々を送っていました。

私の家は古い田舎造りの家で、小さな部屋がたくさんありました。
南西の隅には納戸があり、古い道具や小物が納められていました。
その納戸に入り込んでは、仕舞ってある品々をオモチャ代わりにして遊ぶのが、当時の私の楽しみでした。
その鏡を見つけたのが何時のことだったのかはハッキリしません。
もともと手鏡だったようなのですが、私が見つけたときは枠も柄も無いむき出しの丸い鏡でした。
かなり古そうなものでしたが、サビや曇りが殆ど無く、奇麗に映りました。
そして、これもいつ頃だったのかよく憶えていないのですが、
ある時、その鏡を覗くと、私の背後に見知らぬ女の子が映っていました。
驚いて振り返りましたが、もちろん私の後ろに女の子など居ません。
どうやらその子は、鏡の中だけにいるようです。
不思議に思いましたが、怖くはありませんでした。
色白で髪の長い女の子でした。
その子は鏡に写る私の肩ごしにこっちを見て、ニッコリと笑いました。
「こんにちは」


97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 11:15:48.09 ID:mDKcBbmh0

916 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/29 13:23
やがて私たちは、話を交わすようになりました。
私は彼女の事をナナちゃんと呼んでいました。
両親は、納戸に籠り鏡に向かって何ごとか喋っている私を見て気味悪く思ったようですが、
鏡を取り上げるような事はしませんでした。
それに、大人達にはナナちゃんは見えないようでした。

ある日、私はナナちゃんに「一緒に遊ぶ友達がいなくて寂しい」というようなことを話しました。
するとナナちゃんは、「こっちへ来て私と遊べばいい」と言ってくれました。
しかし私が、「どうやってそっちに行ったらいいの?」と聞くと、ナナちゃんは困ったような顔になって、
「わからない」と答えました。
そのうちナナちゃんが、「・・・聞いてみる」と小声で言い足しました。
私は誰に聞くのか知りたかったのですが、何となく聞いてはいけないような気がして黙っていました。


98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 11:16:24.98 ID:mDKcBbmh0

917 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/29 13:23
それから何日か経ったある日、ナナちゃんが嬉しそうに言いました。
「こっちへ来れる方法がわかったの。私と一緒にこっちで遊ぼう」
私は嬉しくなりましたが、いつも両親に『出かける時は祖父か母へ相談しなさい』と言い聞かされていたので、
「お母さんに聞いてくる」と答えました。
するとナナちゃんは、また少し困った顔になって、
「このことは誰にも話してはいけない。話したら大変なことになる。もう会えなくなるかもしれない」
というような事を言いました。
私は『それはイヤだ』と思いましたが、言いつけを破るのも怖かったので、黙り込んでしまいました。
するとナナちゃんは、「じゃあ明日はこっちで遊ぼうね?」と聞いてきました。
私は「うん」と返事をしました。
「約束だよ」
ナナちゃんは微笑んで、小指をこっちに突きだしてきました。
私はその指に合わせるように、小指の先で鏡を触りました。
ほんの少しだけ暖かいような気がしました。


100:>>99頼む:2012/08/16(木) 11:17:24.65 ID:mDKcBbmh0

918 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/29 13:24
その夜はなかなか眠れませんでした。
両親にはナナちゃんのことは話しませんでした。
しかし、寝床に入って暗闇の中でじっとしていると、いろんな疑問が湧いてきました。

鏡の中にどうやって入るのだろう?
そこはどんな所なんだろう?
ナナちゃんはどうしてこっちに来ないんだろう?
こっちへ帰ってこれるのだろうか?

そんな事を考えるうちに、だんだん不安になってきました。
そして、ナナちゃんのことが少し怖くなってきました。

次の日、私はナナちゃんに会いに行きませんでした。
次の日も、その次の日も、私は納戸には近寄りませんでした。
結局、それ以来、私は納戸へ出入りすることを止めたのです。

月日が経ち、私は町の高校へ行くために家を出ました。
卒業しても家に戻ることもなく、近くの町で働き始め、やがて私は結婚して所帯を持ちました。
その頃になると、ナナちゃんのことはすっかり忘れていました。


101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 11:18:05.02 ID:mDKcBbmh0

920 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/29 13:27
結婚後しばらくして妻が妊娠し、しばらく親元に戻ることになりました。
すると、家事をするのも面倒だし、誰もいない家に一人で居るのも寂しかったので、
私は何かと用事を作って、頻繁に実家に帰る事が多くなりました。

その日も、実家で夕食を食べ、そのまま泊まることにしました。
夜中に目が覚めて、トイレに立ちました。

洗面所で手を洗いながら、何気なく鏡を覗きました。
廊下の途中の仕切が開いていて、その向こうの暗闇に、あの納戸がうっすらと見えていました。
その時、おやっと思いました。
トイレに来る時には、その仕切を閉めた覚えがあったのです。
振り返ってみると、やっぱり仕切は閉じています。
しかし、もう一度鏡を見ると仕切は開いていて、納戸の白い扉が闇に浮かび上がるように見えています。
全身が総毛立ちました。
すると、その扉が少し動いたような気がしました。
その瞬間、私はナナちゃんの事を思い出しました。
とっさに『ヤバイッ』と思いましたが、鏡から目を離すことは出来ませんでした。
やっぱり扉は動いています。
もう一度振り返っても、廊下の仕切は閉じたままです。
鏡の中では、納戸の扉がもう半分以上開いていました。
開いた扉の向こう、納戸の奥の闇に白いモノが浮かんでいました。
これまでにない恐怖を感じながらも、わたしはその白いモノを凝視しました。
それは懐かしい少女の笑顔でした。


102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 11:18:41.10 ID:mDKcBbmh0

921 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/29 13:28
そこで私の記憶は途切れています。
気がつくと、私は布団の中で朝を迎えていました。
気味の悪い夢を見た・・
そう思った私は、実家にいるのが何となく嫌になり、
その日は休みだったのですが、すぐに自宅に帰る事にしました。

私の自宅のマンションには、住民用に半地下になった駐車場があります。
日中でも薄暗いそこに車を乗り入れ、自分のスペースに停めた後、最後にバックミラーを見ました。
すると、私のすぐ後ろにナナちゃんの顔がありました。
驚いて後ろを振り返りましたが、後部座席には誰もいません。
バックミラーに目を戻すと、ナナちゃんはまだそこに居ました。
鏡の中からじっとこっちを見ています。
色白で長い髪を両側で結んだナナちゃんは、昔と全く変わっていないように見えました。
恐怖のあまり視線を外すことも出来ず、震えながらその顔を見返していると、やがてナナちゃんはニッコリと笑いました。
「こんにちは」


104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 11:19:30.52 ID:mDKcBbmh0

924 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/29 13:38
「どうしてあの時、来てくれなかったの?私ずっと待っていたのに」
ナナちゃんは相変わらす微笑んだまま、そう言いました。
私が何と言って良いのかわからずに黙っていると、ナナちゃんは言葉を継ぎました。
「ねえ、私と今からこっちで遊ぼう」
そして、ミラーに映った私の肩越しに、こっちに向かって手を伸ばしてきました。
「こっちで遊ぼう・・・」
「ダメだ!」
私は思わず大声で叫びました。
「ごめん。ナナちゃん。僕は、もうそっちへは行かない。行けないんだ!」
ナナちゃんは手を差し伸べたまま黙っています。
私はハンドルを力一杯掴んで震えながら、さっきよりも小さな声で言いました。
「僕には妻もいる。子供だって、もうすぐ生まれる。だから・・・」
そこで私は俯いて絶句してしまいました。
しばらくそのままの姿勢で震えていましたが、やがて私は恐る恐るミラーの方を見ました。
ナナちゃんはまだそこに居ました。
「そう・・・わかった。○○ちゃんは大人になっちゃったんだね。もう私とは遊べないんだ」
ナナちゃんは少し寂しそうにそう言いました。
「しょうがないよね・・・」
ナナちゃんはそこでニッコリと笑いました。
本当に無邪気な笑顔でした。
私はその時、ナナちゃんが許してくれたと思いました。
「ナナちゃん・・・」
「だったら私はその子と遊ぶ」
私がその言葉を理解出来ぬうちに、ナナちゃんは居なくなってしまいました。
それっきりナナちゃんは、二度と私の前に現れることはありませんでした。
2日後、妻が流産しました。
以来、今に至るまで、私達は子供をつくっていません。
現在。私はナナちゃんの事を弟に話すべきなのか、本当に迷っています。


143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 13:20:57.01 ID:SeDah8+/0

横浜での話だったと思う
中学生くらいの男の子と母親が信号待ちをしていた
見るからに大切に育てている息子
でもマザコンチックであったり、教育ママ的でもなく、
微笑ましい関係が見ただけで判る、そういう親子

信号待ちをしていた親子に車が突っ込んだ
車は息子だけを轢き、母親は呆然と立ちすくんでいた

周囲の人々が、車の下敷きになった息子を助け出し、救急車を呼び、辺りは人々が取り囲み騒然とした

息子の腕はちぎれ、足は関節がいくつも出来たように折れ曲がっている
その顔は苦痛に歪んでいる
助かるかどうかは判らないが、とりあえず今は生きている

すると母親が突然叫んだ
「殺しましょ、ね、殺しましょ。このまま生きていても苦しいだけだし、
腕もどっかいっちゃったし、足も変だし、殺しちゃいましょうよ、ね、ね、ね!!」

周囲の人々に訴えかける。
救助活動をしていた市民が母親に「お前それでも母親か!」と言っても
「殺しましょ。もう一回車で轢いてよ!」

その後は救急車が来て、どうなったかの顛末は判らない


144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 13:22:21.56 ID:c1+A+WR00

>>143
これ何回見ても苦手だ


148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 13:31:33.98 ID:YATJP+ZgP

>>143
霊の類よりも怖いかも


147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 13:31:20.51 ID:+O/kDTSJ0

じゃあ俺も体験談を1つ

おまえら郵便物あるだろ?あれって前に住んでた人の名前で届くだろ?○○電器でセール中!!とか…あの類いでよくダイレクトメールとかきてたの
んでいつももちろんそのまま捨ててたのなよく見ないで…じゃあ1通だけキッチリした封筒に出欠のご案内みたいなのがあったの
見ると○○小学校卒業生同窓会って書いてあって裏みると鈴木トラ(仮名)って書いてあったの
(トラってまた偉い古い名前だなぁ…しかも卒業が昭和一桁代じゃん…)って思ったのよ
しかも同窓会の日時が1週間後、流石にこれは捨てれないし大家に渡して持ち主に届くようにって事で夜も遅いし一旦家に持ち帰ったのね
玄関あけて2m程の廊下、正面に扉で6畳間のキッチン、部屋左右に6畳間が1つづつ
その当時彼女と同棲してた&そのキッチンに布団敷いて寝てたの
んで重要な書類(光熱費の請求書とか)はTVの横に置くってルールがあったのねだから勿論そこに置いて就寝


150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 13:33:41.99 ID:+O/kDTSJ0

でそんな事もすっかり忘れててまた夜遅くになったの
夜中だし彼女ももう寝てるだろうって事で静かに廊下の電気をつけ、扉をソッと開けて部屋に入ったの
廊下の明かりだけで照された薄暗い部屋で時計を見るとちょうど1:59くらい
…再度廊下の明かりを消し、疲れてたのもあってそのまま布団に入り目をつむった数秒後に物凄い金縛り
ちょくちょく金縛りにはなってたけど寝て数秒後ってのと息が出来ない程の金縛りにgkbrしてたの
俺金縛りの時に目を開けて怖い思いしてるから絶対に目を開けないのなwwwどうせすぐに解けるだろ…怖ぇーけど怖くねぇーよwwwバーカwww
って…5分くらい経っても一向に金縛り解ける気配がないの、それどころかだんだん強くなってきてやがんのwww
(うわ…やべぇ…本気で怖い…)


151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 13:35:35.06 ID:+O/kDTSJ0

かといって目を開けれないし本当に心の中でゴメンナサイゴメンナサイって連呼してた
そしたら金縛り中にゾクッ!!!!!って背中の方から悪寒が走ったの物凄いヤツ…
横向きに寝てたから背中側ってのが廊下、、、廊下の方から凄い寒気を感じたの背中ってか全身鳥肌でした
その気配を目を閉じたまま探ると廊下に誰か居るのよwwwwww更に探ると廊下に白い着物を着た白髪の老婆が正座してこっちを鬼の形相で睨んでた
もちろん見た訳じゃないけど金縛りで目を閉じた中に鮮明に浮かんで映像

(本当に心謝りますゴメンナサイ!!!!!許して下さい!!!!!)って言い続けた次の瞬間…パッ!!!!って金縛り解けたから飛び起きて電気つけた
汗でグッショリになって酷く疲れた…なんだよこれ…マジかよ…ってフッと時計みたら時刻は2:00ちょうど
あれだけ長い間金縛りにあってたのに1分しか経ってないのwwwうわ…怖ぇ!!!!って思った瞬間にゾクッ!!!!!って背中に悪寒が走った
背中側は廊下がある方
まさかなwwwwwwって振り返って廊下を確認しようと扉に手をかけて恐る恐る開いたの


152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 13:37:21.21 ID:+O/kDTSJ0

途中までユックリ開いて最後はバッ!!!!って勢いよく開けた…もちろん白髪の老婆なんて居ないしいつも通りの廊下
(なんだよビビらせんじゃねぇーっつーのマジで疲れたわ…)
そのまま電気消してもう一回寝ようとした…ん?えっ!?
目を凝らして老婆が座ってた辺りをよく見るとなんか紙が落ちてるの
えっ!?ってなってその紙みたら同窓会の出欠表
えっ!?帰ってきたときなかったし見落とすはずもない…なにこれ怖い…ってよく見ると出欠表の“欠席”の所を爪でクッキリバツ印が付けてあった
俺は泣いた


153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 13:39:29.74 ID:vnKe+lAs0

いゃああああああああああああ


1001:以下、名無しにかわりましてクズ吉がお送りします:2012/00/00(日) ID:lifehackest